忍野の自然
NATURE OF OSHINO


二十曲峠
二十曲峠
 峠は大出山・大平山・石割山ハイキングコースの終点となっている。標高1,155mの峠から富士の眺めは抜群で岡田紅陽の「忍野富士」として有名である。四季に織りなす富士の美観は他を圧倒する。峠の道は名の通り曲がりが多い。現在は峠まで林道が整備され車で行ける。峠を基地に立ノ塚峠・杓子山・鹿留山など多くの山歩きを楽しむことができる。
鐘山の滝
鐘山の滝
 鐘山の滝は別名「小佐野の滝」とよんでいる。水源は山中湖で、村内を西流し、やがて北流して桂川となる。忍野村と富士吉田市の境界付近にある。滝の川は中央部に溶岩が突起し、水流を二分して二条の滝をつくっている。落差は約10mと小さいが乙女心を思わせ、付近の自然美と調和して、一層の美しさを見せてくれる。
大臼・小臼
 富士山の側火山で、ともに臼状をしているのでこの名がつけられている。大臼は標高985m、山頂は東北に高く西南に低い、火口壁付近で3000年以前に先住民が使った石器類が発見されている。
小臼は大臼の東方にあり、火口は北に向いて決壊している。火口は東西に50m、南方30mで、大臼同様付近から縄文土器などが採集されている。
イチイの群集
イチイの群集
 イチイはイチイ科の常緑高木で、温帯上部から寒帯に自生する。富士山にも自生がみられる。幹は直立し、樹皮は、赤褐色、歯は針葉に尖り、橙赤色の実をつけ雌雄異株である。忍草浅間神社の社殿や仁王門を取り囲むように21株が群集している。高さ20mにも及ぶものが6株あり、下幹部が空洞のもの5株、雌株8、雄株13に分れている

ハリモミ純林
ハリモミ純林
ハリモミは別名バラモミと呼ばれ本州の福島県以南、中部・近畿・四国九州方面までに分布している。このハリモミ純林は国指定の天然記念物で、海抜950mの沖新畑地区にある。樹齢は約250年で、ほぼ一様に発育し、見事な密林状の純林をつくっている。富士山鷹丸尾の溶岩流台上に植生し発達したものであり、他に例がなく学術上極めて貴重である。
忍草のツルマサキ
忍草のツルマサキ
 ニシキギ科に属する常緑ツル性の低木で山地に自生する、茎から気根を出し、他の木や岩を這い登る。茎は蜜に対生し、楕円または長楕円形で夏には緑白色の花をつける。このツルマサキは、巨木であること、樹形の美しさが大変めずらしい。高さは12m、地上1mの幹囲は、0.87m、枝張りは東西南北それぞれ、4m以上となっている。忍草地区渡辺伊佐男氏宅には、県指定のツルマサキがあるが、外に同地区には2本程大きいものがある。


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