山梨県指定文化財
*** 尾県郷土資料館 ***


 尾県郷土資料館(おがたきょうどしりょうかん)は、明治初期の藤村式と呼ばれる擬洋風に建てられた旧尾県学校を用いています。尾県学校は、地元の人達が木材を切り出し、建設した手作りの学校で、明治11年に完成し、昭和16年、禾生小学校に統廃合されるまで地域文化の中心的役割を担いました。
尾県郷土資料館

■廃校後の地域の人々の活動
 廃校となった昭和16年まで、この校舎は、明治・大正・昭和と長い年月の間に何人もの先生を迎え、また数多くの卒業生を送り出してきました。
廃校になってからもこの校舎は残り、戦後は集会所として利用されるなど、地域の人々の建物に対する愛着の深さは変わりませんでした。
 このような地域の人々の熱意が実を結び、昭和45年都留市有形文化財に、昭和50年には山梨県の有形文化財に指定されました。
 この校舎は、昭和48年に約半年にわたる復元工事が行われ、民俗資料を中心とした尾県郷土資料館として開館してきましたが、建物にふさわしい展示をめざして、教育資料を中心とした展示がえとなりました。


入館料 無料
(50名以上団体での見学は、事前にご連絡下さい)
開館時間 午前10時〜午後4時
開館日 毎週 火・木・土・日・国民の祝日
(館内の整理等のため、臨時休館することがあります)
休館日 月・水・金(祝日は開館)・12月28日〜1月4日
駐車場 隣接の神社に20台
交通機関 ●富士急行線田野倉駅から徒歩15分
●中央自動車道都留I.Cから20分
●国道139号線田野倉・小形山入口(信号)から約800m
●中央高速バス・小形山バス停から約300m


■資料館に保管されている展示物の紹介
【教員室】
 明治期の教員室を再現したもの。
校長・教員用の机、イス、応接卓、書棚などの復元家具を展示しています。
 尾県学校には、正教員代用教員を含めて3人の先生がいたようです。

【教室】
 明治期の教室を再現したもの。
生徒用の机、イス等当時の資料に基づき復元しました。
 尾県学校は開設当時2学級の複式学級でしたが、明治40年に義務教育が6年制になり、3学級の複式学級となりました。

【裁縫室】
 裁縫室は明治26年に設けられました。
 この室では、女子の裁縫の授業の他に、作法室としても利用されていたようです。

【1階展示室】
 寺子屋時代の資料、尾県学校々舎建築に関わる資料、明治期の教育関係の資料を展示しています。

【2階展示室】
 大正・昭和期の教科書、文具、雑誌、卒業写真などの他に、青年団、農業補修学校関係の資料を展示しています。
 また、お手玉、メンコ、ビー玉、竹トンボ、紙鉄砲、杉鉄砲など、昔懐かしい遊び道具も展示してあり、これらを使って遊ぶコーナーも設けてあります。

展示物 展示物 裁縫室

■尾県郷土資料館イベント
 毎年秋には「資料館まつり」が開かれ、写生大会と特別展示、特別イベントが行われます。これまで、都内に住むコレクターの好意で開かれた「昔のおもちゃ展」、「ポンチ絵」と呼ばれるマンガの展示、紙芝居の公演などが開かれました。
 ほかに「教員詰所」、「裁縫室」なども再現され、2階のベランダにはチャイム代わりのタイコが今も吊されています。

尾県郷土資料館
〒402 山梨県都留市小形山1565-1
TEL 0554-45-0675


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